― コリアンダーウォーターと、アーユルヴェーダの考え方 ―
暑くなってくる季節。
体のほてりや重たさを感じると、キンキンに冷えた飲み物が欲しくなることがあります。
けれどアーユルヴェーダでは、冷たすぎるものは消化力を落としてしまうと考えるため、ただ「冷やす」のではなく、“冷ます”という考え方があります。
この二つは、似ているようで少し違います。
「冷やす」とは
冷たい飲み物や食べ物で、急激に熱を下げること。
たとえば、
- 氷たっぷりの飲み物
- アイスクリーム
- 冷蔵庫から出したばかりの飲み物
これらは一時的には気持ちよく感じます。
ですが、摂りすぎることで消化力(アグニ)が弱まり、
- 胃腸の重たさ
- むくみ
- だるさ
- 消化不良
などへと繋がることもあります。
特に夏は消化力が落ちやすい季節。
そこへ強い冷たいものを入れ続けることで、巡りが滞ってしまうこともあるのです。
「冷ます」とは
直接冷たいものを取り入れるのではなく、“冷たい性質”のものを取り入れることで、体の熱を穏やかに鎮めていくイメージです。
消化力を弱めすぎず、内側の熱をやさしく落ち着かせてくれるのです。
冷性のものは沢山ありますが、
- ギー
- 氷砂糖
- 牛乳
などがあります。
今回は、スパイスさえあれば簡単に作れる「コリアンダーウォーター」をご紹介します。
コリアンダーはスーパーで購入できることも多いです。
コリアンダーとは?
コリアンダーは、カレーなどにも使われるスパイスのひとつ。
パクチーの“種”の部分です。
コリアンダーシードには、
- 余分な熱を穏やかに鎮める
- 炎症を落ち着かせる
- 消化を助ける
などの働きがあるとされています。
刺激が強すぎず、比較的取り入れやすいスパイスです。
ただ、どんなものでも取りすぎには注意ですね。
コリアンダーウォーターの作り方
作り方はとてもシンプルです。
【基本の作り方】
- コリアンダーシード 小さじ山盛り2
- 水 360cc
① 水にコリアンダーシードを入れる
② 冷蔵庫で一晩置く
③ コリアンダーシードを濾して、常温に戻して飲む
こんな時におすすめ
- 暑さで体に熱がこもっている時
- 胃の重たさを感じる時
- イライラしやすい時
- 肌荒れが気になる時
そんな時に、穏やかに“鎮静”するサポートをしてくれます。
夏バテ予防に大切なのは「消化の火」を守ること
夏バテ予防は、ただ体を冷やすことではなく、“消化の火”を守ること。
食べたものをしっかり消化できないと、エネルギーへとうまく変換できず、
- 元気が出ない
- 体が重たい
- 疲れが抜けない
そんな状態にも繋がっていきます。
暑い夏は、キンキンに冷えたものがとても美味しく感じます。
だからこそ、「冷やす」と「冷ます」の違いを知りながら、心地よく夏を過ごしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
本日もどうぞご自愛くださいね。

