月と女性

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月の満ち欠けに寄り添うセルフケア

ふと夜空を見上げて月が見えた時、どこか心が落ち着くような静まるような経験はありませんか?
夜空を見上げると当たり前にある月は、ただそこに存在するだけでなく潮の満ち引きや植物のリズム、そしてわたしたちの心や体にも、静かに影響を与えています。

アーユルヴェーダでは、自然と調和して生きることが、健やかな毎日につながると考えられています。
とくに「月」は、女性の心や体のリズムと深くつながる存在。

この記事では「月経と月のサイクル」、そして「月のリズムとに寄り添った暮らし方」をご紹介します。


月経と月のサイクル 〜女性の体は“月”に導かれている〜

月の満ち欠けの周期は約29.5日。
これは、女性の月経周期とほぼ同じです。
古くから「月経」は「月のもの」「月の訪れ」とも呼ばれ、月と体は切っても切れない関係にあると考えられてきました。

人によってリズムは異なりますが、多くの方に見られる傾向としては:

  • 🌑 新月に月経:浄化、リセット。新しいサイクルの始まり。
  • 🌕 満月に排卵:エネルギーが満ち、外に向かう時期。すでにあるものへの感謝。

これは“理想形”ではなく、
「今の自分のリズムを観察し、自然と寄り添う意識を持つこと」を教えてくれるもの。


月のリズムで1ヶ月を整える 〜満ち欠けに寄り添う暮らし〜

アーユルヴェーダでは、月の満ち欠けごとに私たちの生命エネルギー(ドーシャ)も移り変わると考えられます。
以下に、月の4つのフェーズとその時期に合ったセルフケアのヒントをまとめました。


🌙 月のサイクルとアーユルヴェーダ的セルフケア表

月のフェーズエネルギーの傾向ドーシャの影響心と体の特徴おすすめセルフケア
🌑 新月静寂・浄化・リセットヴァータ内向き・感覚が繊細。新しい始まりに向けた準備期間。白湯・温かい食事/優しい呼吸法や瞑想/夜は早めに休む
🌓 上弦の月活動・構築・調整カパやる気が戻り、整えたくなる。集中力が高まりやすい。体を動かす/軽めの断捨離・整理/温かく消化に良い食事/早起き
🌕 満月拡大・感情のピークピッタ感情があふれやすく、眠りが浅くなることも。感受性が強まる。ヨガニドラ/夜は静かに過ごす/目を意識的に休める/無理をしない
🌗 下弦の月見直し・手放し・内省ピッタ疲れが出やすく、ひと呼吸つきたくなる時期。ゆったりヨガ/五感を休める(刺激を減らす)/予定を詰め込まない

自分の中の月と天体の月のリズム

月の満ち欠けとともに、心や体もリズムを刻んでいます。
いつも元気でいようと頑張らなくても、
「今は静かにしたい」「今日は内側に意識を向けたい」
そんな内なる感覚(自分の体の声)を大切にすることが、
アーユルヴェーダ的セルフケアの第一歩だと感じます。

毎日でなくても大丈夫。
「今日の月はどんな形をしているだろう?」
そんな風に空を見上げることから、自分を整える1ヶ月を初めてみてもいいかもせれませんね。


もしあなたが、今月の満月や新月に合わせて、
セルフケアやヨガ、瞑想の時間を取り入れてみたいなと思ったら、
どうぞご自身の「月のリズム」に耳を澄ませてみてくださいね。

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ぜひご一緒しませんか?

必要なのは、完璧な暮らしや努力ではなく、自分への思いやりをもった観察だど思うのです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

本日もどうぞご自愛くださいね。


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