お腹に宿る火の神様

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突然ですが以下、当てはまる不調はありますか? 

・口の中(白い舌苔がつく/唾液がですぎる/味覚が鈍る)

・排泄物(便、尿、おなら、口、汗などが臭う/便がねっとりしていたり水に沈む)

・体(体が重い/熱が出る/疲れやすい/体力がない/機敏さがない)

・心(迷いが多い/感情表現の欠如/強い恐れ・不安・怒り)

・その他(ガス・ゲップ・膨満感・目の下のクマ・顔のむくみ・きめが粗いくすんだ肌、髪、眼、唇・アレルギー、食物不耐性・食欲過多、食欲低下・血行不良・便秘、軟便、吐き気・免疫の低下)など

もし当てはまるものがあるのなら、もしくは身近に当てはまる方がいらっしゃるのなら

この記事を是非最後までお読みいただきたいです。

この記事では

・消化力についてと重要性

・未消化物とその排出方法の例

などをお話しします。

アーユルヴェーダでは消化力のことをアグニと言います。

アグニとはお腹の中で燃える火のようなものなのです。

この力が弱くなると、どんなに身体にいいと言われるものを食べてもうまく消化できず栄養として身体に吸収されないどころか身体に悪い影響をもたらすこともあるのです。 

消化って当たり前に聞く言葉だけど説明するとなると難しいかも。

消化っていうのは食べ物を食べた時に上手に消化され、あるべき場所へ届き吸収され、なるべき栄養に代謝する。そして残った不要なものは身体の外へ出す。これが理想の消化のサイクルなのです。

この消化吸収・排泄のサイクルが正常に働く時に活力(バイタリティ)が生まれます。 

また、この消化力というのは単純に食べ物に対してのみならず感情などの心(感情など)の消化も含みます。

もしアグニが低下しこのサイクルがうまく働かない(身体の中で怒るべき消化が行われない)と、体内に未消化物(アーマ)が溜まります。 

アーユルヴェーダではほぼ全ての病気の原因はこのアーマであると考えます。

アーマは粘り気があり、ベタベタとした性質です。溜めてしまうことで人の体の弱い部分や古傷に付着してなんとなくな不調からどんどん病気へのステップを踏んでいくことになりかねません。

つまり、病気の元を作ってしまう前に早めにアーマを排出することが大切と考えられます。

文頭の不調チェックに一つでも当てはまるものがある方は、消化力を見直すことで大きな病気を防ぐことにつながるかもしれませんね。

肉体的にも精神的にも、人生において全ての健康のために消化力はとても大切ということなのです。 

当てはまるものがいくつかあったけど私病気になるってこと!?怖い!

こんなことを言われると心配になりますよね。でも大丈夫です、誰でも日常的にケアすることでアグニを強化しアーマを排出することができます。その方法をいくつか紹介しますね!

アーマを排出を助ける方法

・舌磨き

・お白湯

・生姜(食20分前に生姜の薄切りに岩塩とレモン汁をかけよく噛んで食べる)

・食事を抜く(食事の時間になっても空腹感がない場合、軽く済ませるか抜いて次に迎える食事に空腹感を持てるよう備える)

・消化に重い食事を控え消化にいい食事をする(お粥、キッチャリーやクニなど)

・適度に体を動かす(体力の半分ほどの運動)

・冷たいものの飲食を避ける

アーユルヴェーダの知恵にはお金をたくさんかけたり、特別なものを用意しなくても取り入れられるものがたくさんあるの。

日々の習慣となっているものや食の好みを変えることは簡単ではないですよね。ストレスを溜めすぎるほど制限することも自分に優しくないでしょう。

無理なくできそうなことから少しずつ取り入れてみることが大切です。

その少しのステップから、なんとなく体の軽さを感じ始めたり、朝の目覚めが良くなったりなどご自身に起こる変化に気づくことができるようになっていくでしょう。

アグニが正常に働くと

体の不調が落ち着いたり、体型や肌、髪質などの見た目はもちろん、頭が冴え集中力も高まったり、やる気に満ち溢れたり、心地良さや幸福を感じやすくなったり‥。

自分の身体、本来の持つ力を最大限に発揮できる状態を維持できるのです。

アーユルヴェーダではよく『汚れた布は美しく染まらない』そんな表現が用いられます。

身体によいと話題の高級サプリメントやスーパーフードも、きちんと体内が綺麗で消化吸収排泄のサイクルがうまく働かないと、その大切なお金をトイレに流しているよなものなのです。

いいものを身体に取り入れるにはまずきれいに(真っ白な布)にしておくこと。

そのためにはアグニを整えアーマをしっかりと排出しておくことが大切なのです。

より自分らしく心地よく、そして健康で過ごすためにアグニは重要だということが伝わりますと嬉しいです。

アーマを排出するための方法の詳細はまた詳しく書きますね!

最後までお読みいただきありがとうございます。

本日もどうかご自愛ください。

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